~色物あんこのベース~【白生餡】とは?
2021.01.28
学生のみなさん、こんにちは!
今回のトピックスでは、「白生餡」について詳しくご紹介したいと思います。
そもそも「生餡」とは何かご存知でしょうか!
生餡とは簡単にご説明させて頂きますと、
「ゆでた豆の皮を取り出し、中身だけを取り出したもの」です。
第2回の講義動画「生餡が出来るまで」をご覧になった学生さんは
なんとなくでもお分かり頂いていると思います。
そして今回はその第2回講義動画の+αの内容です。
講義動画では小豆が原料の「赤生餡」を取り上げましたが、
今回は白いんげん豆が原料の「白生餡」についてです。
松原あんこ大学といえば500種を超える圧倒的な数のあんこレシピで有名ですが、
その多数の色物あんこのベースといえるのがこの白生餡です。
白生餡を知れば知るほど、あんこへの無限の可能性を感じることが出来ます。
それでは、白生餡が出来るまでをご紹介致します!
※第2回講義動画もご参照下さい。
①洗った豆を釜に入れ、たっぷりの水を注ぎます
②そのまま一晩つけて
③翌日、茹でで行きます
➄茹で上がった豆を潰し、実と皮に分けます。
⑥中身だけを取り出し、水にさらして、水気を絞り…
⑦生餡の完成です
前回の第2回講義動画でご紹介させて頂いた赤生餡同様、
白生餡も多くの過程を得て、製造されています。
また白生餡は赤生餡とちがい、一晩水に漬け込む作業があります。
粒あんやこしあん以外の皆さんが目にする、
ラムネ餡や、神戸赤ワイン餡、クリームチーズ餡、イチゴ餡はすべてこの白餡から生まれています。
洗練された雪のように真っ白な白生餡は、どんな色でも鮮やかに発色します。
フルーツ系のあんこ、素材を生かしたあんこが作りたいという時は、
白生餡さえあれば、思い通りのあんこを作ることが出来ます。
今後この白生餡を使って、まだ見ぬ新あんこを
皆様とともに開発出来ることを心より楽しみにしております✨