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衝撃!砂糖不使用「塩塩餅」【あんこの旅(6)】

2022.04.8

みなさんこんにちは

朝晩はまだ少し寒さが感じられますが、ようやく暖かくなってきましたね🌅

お花見は楽しめましたか?🌸

松原あんこ大学では桜餡の製造が落ち着いてきました。最近は白桃餡のサンプル依頼が多く、もう次の季節に向けて動き出しているようです。

 

「塩塩餅」って・・・なにもの?

さて、最近興味深いものを発見しました。

なんでも甘くない大福で、塩あんびんというそうです。あんびんを漢字にすると「塩餅」なので、すべて漢字にすると「塩塩餅」になります。

しおしおもち、、、気になって夜しか眠れません。

ということで、今回は塩あんびんの生まれた町

「埼玉県」

へ行ってきました!🛫

 

塩あんびんとは

塩あんびんは主に埼玉県北東部の農村に昔から伝わる郷土菓子で、中でも加須市、久喜市が有名なようです。

埼玉県市町村地図(彩の国埼玉県HPより引用)

 

塩あんびんとは、塩のみで味付けしたあんを餅で包んだもののことです。当時は砂糖が非常に貴重だったことから、砂糖の代わりに塩で味付けをした大福が生まれたようです。

あんこを包むお餅にも砂糖を使わないとの事で、正真正銘完全無糖の大福のようです。

あんこ(大福)=甘い

という認識が刷り込まれた私には到底味が想像できません。

それでは実際に作っていきましょう!

 

塩あんびんを作ろう

塩あんびんのレシピを検索したのですが、全く出てこず、、、

小豆、塩という情報だけを頼りに作ってみました。

材料が小豆と塩だけなので、豆の炊き方、塩の種類、塩の加減にめちゃくちゃこだわりました。(長くなるのでここでは割愛します)

【材料】

・小豆 約100g

・藻塩 少々

・丸もち 2個

【作り方】

①小豆をゆでる

②ゆでた小豆に塩を加えて練り上げる

③餅で②のあんをつつむ

いやあんこ白いな、、、(不安)

砂糖を使わないとこんな感じになるんですね(不安)

 

完成!

それではさっそくいただきます。

・・・うん、あまくない。甘みはないが小豆の味わいがとても感じられる。

・・・あれ、甘い気がする?

・・・甘くないけど甘くておいしい?!

 

素材の味がします!(誉め言葉)

最初に小豆の味わいがガツンと来ます。そして次第に絶妙な加減の塩が引き出す、小豆ともち米の持つ本来の甘味が感じられます。

よく味付けが薄いことを「素材の味がするね」と、遠回しにいうのですが、塩あんびんは本当の意味で、かつおいしいという意味で素材の味がします!

素材本来の味が口の中で大洪水を起こして溺れそうです。そして噛めば噛むほど甘味が増していくこの感覚にはもう病みつきです

甘くないな・・・いや、ちょっと甘いかな?あれ、おいしい!どうして?

という無限ループにはまり、訳が分からないうちに完食です。

 

 

アレンジして色々楽しみたい!

塩あんびんはそのまま食べるだけでなく、砂糖または砂糖醤油をつけたり、きなこをまぶしたりして食べるそうです。

私の一押しはメープルシロップです!

塩気のあるあんこにあっさりとした甘みのメープルシロップが加わり、甘じょっぱい大福に大変身です。

また食べたくなってきました、、、

埼玉に訪れた際にはぜひ食べてみてください!私もいつか本物の「塩あんびん」を食べに行きたいと思います。

 

★参考資料

彩の国 埼玉県 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0314/saitama-profile/index.html

久喜市HP 久喜市名物「塩あんびん」https://www.city.kuki.lg.jp/smph/miryoku/kanko_tokusan/sioanbin.html

 

 

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