あんコンテスト2019

あんコンテスト2019

 

【はじめに】

松原あんこ大学毎年恒例の「おもしろあんこコンテスト2019」

このコンテストは日頃あんこに携わる者たち全て、全研究員がオリジナルのおもしろあんこをつくり、プレゼンを行う場である。

日々あんこのことだけを考えて研究に没頭している我々研究員。「こんなあんこがあったら売れそうだな」「こんなあんこを食べてみたいな」という日々のアイデアを形に出来る１年に一度の機会なのです。

昨年行われたあんこコンテストではどんなおもしろあんこが飛びだしたのか、これはそのレポートである。

 

 

【出演あんこ】

 

エントリーナンバー①　レモンジンジャー餡

レモンとショウガには健康・美容にいい効果があると言われています。「冷えを改善したい」「美肌になりたい」そう求める人の為にあんこをつくりたい、そんな優しい想いから誕生したあんこ。こちらを製作した研究員自身もとっても優しいお方です。私の手が水あめでネチャネチャになっていたら、何も言わずそっとドアを開けてくれます。私はレモンジンジャー餡に投票しました。

 

エントリーナンバー②　ピーナッツバター餡

「とにかくトーストに合うあんこを」という想いで臨んで完成させたのがこちらのあんこ。生餡とピーナッツバターとお砂糖、それに更に風味を加える為にアーモンドスライス、この４つだけを使ったシンプルなあんこ。普段カロリーを気にして本当はピーナッツバターをたっぷり塗りたい気持ちを控えている方、このピーナッツバター餡でカロリーを気にせずたっぷり塗っちゃいましょう。

 

 

エントリーナンバー③　トマト＆ガーリック餡

イタリアンな餡子。トマトの酸味とガーリックの風味、さらにコンソメのコクをプラスした餡子。バケットとの相性は抜群。チーズをかけて是非召し上がれ。とうとうあんこがイタリアンに進出しそうです。あんこの幅をぐっと広げてくれた注目のあんこでした。

 

エントリーナンバー④　チェリー餡

松原あんこ大学に今までありそうでなかったこちらのあんこ。チェリーの栄養価の高さはご存知でしょうか。ビタミン・ミネラル・鉄分などがバランスよく配合されている。今回のあんコンテストの中では甘酸っぱさがウケ、女子人気の高いあんことなった。（ヨッ！乙女心の分かる営業部長！！）

 

エントリーナンバー⑤　美活ジュース

バナナ餡、牛乳、ベリー酢ゼリーをジューサーで混ぜるだけの簡単ジュース。あんこはバナナ餡に限らず、お好きなあんこどれを使ってもOK。色んなジュースに挑戦してみて下さい。他にもカボチャ餡や芋餡、フルーツ系のあんこを使っても美味しいそうです。

 

エントリーナンバー⑥　北海の白熊餡

クリームチーズ餡とチョコを組み合わせ、北海道をイメージして作ったあんこ。まるで、『北海の白熊、北天佑のようでしょ？』と製作者。なお分かるものは少ない。ワイルドな盛り付けもお手の物。あえて動きを出したこの盛り付け方は秀逸だったと話します。とってもおいしかったです。

 

エントリーナンバー⑦　小豆の皮の佃煮

特別栽培粒餡の豆の皮を使用して作った佃煮。実際におにぎりを作成してコンテストに挑んだ製作者。なんといってもそのポイントは「主原材料が０円」そして「豆の皮の廃棄の手間が減る」というところ。醤油・みりんにお砂糖と日本人好みの味付けに仕上げていました。

 

エントリーナンバー⑧　高級店にありそうな餡

特別栽培赤生餡を使用し、高知県産の生柚子ペーストを使用したあんこ。とにかく高級志向で、材料もこだわりぬきました。「なんか、高そうな味ってだいたい柚子の味するよね…」と製作者。このあんことお茶さえあれば至福の時間が手に入れられそうです。

 

エントリーナンバー⑨　あんこおかき

『ポテトチップスチョコレートがあるなら、あんこおかきがあってもいいじゃない』と製作者のあんこへの愛がこもった商品。おかきのサクサク感と甘じょっぱさが新しいおやつです。あんこの水分でおかきがベチョベチョになるんじゃ？という声が聞こえてきました。ノープログレム。ここは松原あんこ大学、あんこのプロが集まる場です。

 

エントリーナンバー⑩　イチゴ入りココア餡

一年目の研究員がシンプルに「こんなあんこがあったら食べてみたい」との想いから製作したあんこ。「自宅で飲んでる大好きなココアをあんこにしたらどうだろうか、そこに大好きなイチゴもくわえてみたらどうだろうか」そんな夢を叶えました。それでいいんです。

 

エントリーナンバー⑪　いなご餡

ビタミン・ミネラルなどの栄養バランスの良いいなご。それと殺菌作用の効果がある、唐辛子を組み合わせたこちらのあんこ。今回のコンテストでは強烈なインパクトを放っていました。近い将来このいなご餡が定番のあんこになるかも！？※いなごはちなみに佃煮を使っています

 

エントリーナンバー⑫　カフェモカ餡

ありそうでなかったカフェモカ餡！カフェにあるカフェモカをイメージしたあんこ。モカリキュールとヘーゼルナッツシロップで香りと甘さをだし、カフェのカフェモカを忠実に再現しています。食べた瞬間ホッとする心休まるあんこです。

 

エントリーナンバー⑬　チーズ餡

チェダーチーズとクリームチーズの２種類を使用し、濃厚なお味に仕上げています。こちらも１年目の社員、とんでもないあんこを作るには少々勇気が足りず、確実においしいあんこを作ろうという魂胆から作成。振れ幅低めで、優勝を狙いに行きました。パンに塗って食べても美味しそうですが、そのままデザート感覚のチーズとして召し上がってもよさそうです。

 

エントリーナンバー⑭　杏仁餡

本場中国で粉を買いつけて製作したあんこ。クコの実もよいアクセントになっており、濃厚な杏仁豆腐を食べているかのような気持ちになれる。女性陣から多くの票を集めた。新しい定番のあんこを考える中で、こちらの杏仁餡は定番のあんこになり得そうです。

 

エントリーナンバー⑮　ひよこ豆のトマトスープ風あんペースト

「トマトソースとひよこ豆とあんこ！？そんなの合うの？」という声が聞こえてきそうですが、このあんことても美味しかったです。このあんこを食べて、あんこはスイーツではなく食事にもなり得るのだと確信しました。形状がペーストなのでとっても使い易くなっています。

 

【おわりに】

このコンテストはアイデア賞と売れそう賞2つの部門があり、全員で投票を行う。

今回の結果は売れそう賞、杏仁餡。アイデア賞、いなご餡という結果になった。

今年はどんなあんこが登場するのか今から楽しみである。